英語をきちんとやりたい人にオススメする教科書等々

    新年度が始まりましたね。今年こそ英語を頑張るぞ!と思ってる方が多いと思うので、参考になるテキストなどをご紹介します。3日坊主にならないようにまずは三ヶ月頑張ってみてください。なお大学や大学院を受験する方を除き、和訳はやる必要はありません。

    <単語&ボキャブラリー>



    20年前から売っている古典です。TOEFL対策用なのですが、語源から単語を学べる教科書というのが日本にはほとんどないので、TOEFL受けない方にもオススメしています。私はアメリカの大学院進学対策で単語対策に使ったのはこれと予備校の教科書だけです。三ヶ月で一冊を丸暗記すると相当な力がつきます。

    暗記は漠然と読んでいるだけではダメです。各単語を単語カードに書いて、通勤通学途中の電車社内、トイレ、休み時間、食事の合間、入浴中などありとあらゆる隙間時間にガン見です。人がなんと思おうとガン見です。書くことで単語が頭に入るので、パソコンで印刷したりスマホに登録することは厳禁です。単語カードはコクヨのが一番良いです。紙質が良いのでボールペンや鉛筆の滑りがよく、沢山書いても手が疲れません。



    そして覚えたと思ったら日本語の部分を見ながら広告のウラに書き取り。間違っていたら単語を何十回も書いて暗記。その繰り返しです。筋トレ感覚で毎日やって下さい。

    どうしても覚えられない単語があったら、歴史の年号を覚えるような感じで、自分独自の語呂合わせを考えて無理やり頭に入れます。例えば「マテリアル」という単語だったら

    ゆるキャラが涙を流しながら「待って!リアル!」と叫んでいる様子をイメージします。そういうイメージ&語呂合わせだと一発で頭に入ります。たまにそういうイメージと語呂合わせのあまりのバカバカしさに、路上や電車内でブッと吹いてしまう事がありますが、そんなことを気にしていたら英語が身につきません。

    一日いくつ覚えるという予定を立ててやると、一冊あっという間です。集中してやった方がいいので、三ヶ月、半年、と時間を区切ります。その間は遊びとか旅行は我慢してせっせと勉強しましょう。(英語がうまくならない人の問題は集中して取り組まないことです。)



    護憲から単語を学べる良書です。英語の歴史も学べるので便利です。上記の教科書をやったら次はこれを読んでみて下さい。読むのにはある程度のボキャブラリーが必要です。



    平行してこちらも読むと英語の語源に対する理解が深まります。

    <文法>



    英文法はルールが決まっているので、日本の受験用参考書で基本を覚えてしまいます。上記がお薦めです。



    TOEFL様ですが基礎がカバーされているので一冊徹底的にやるとかなり力がつきます。演習をといて間違った部分は暗記してしまいましょう。

    <リスニング>



    NHKの実践ビジネス英語は最もコスパの良い教材です。杉田先生は20年以上前から教えておられます。私は高校生の頃毎日この番組を聞いていました。放送は毎日録音し、番組に出てきた会話を聞きながら書き取ります。全部間違いなく書き取れるまで何回も聞きます。番組中に紹介された単語や言い回しもすべて暗記してしまいます。ポイントは毎日毎日やることです。番組はネットでも聞くことが可能です。



    TOEFL対策用なのでTOEICよりも遥かに難しいです。ただし実務の英語や英語圏の大学院講義に比べると遥かに容易です。NHKで慣れたら平行してこちらもやることをお勧めします。簡単なものばかりやっていても聴く力は伸びないので、いきなり難しい物に挑戦するのも重要です。実務では相手に対して簡単に話してくれとはいえません。

    <ライティング>

    ライティングはとにかく書いてネイティブに添削してもらうのが一番早いですが、英文を書く際のルールを知っておく必要があります。



    Kindle版が激安ですが、紙のほうが便利です。手元に一冊おいておいて下さい。



    手前味噌ですが、中級〜上級の方向けに書いた英語の書き方本です。英文の構成からメールや苦情の手紙など例文をたくさん載せましたので、ビジネス文書や大学のレポート書く際の参考にして下さい。

    <読解>

    仕事や私生活で英語を使えるようになりたい場合は、日本の大学受験のような読解の訓練は必要ありません。その代わりに、自分の専門分野に関連した英文を毎日毎日大量に読むことで読む力がつきます。例えばIT技術者ならITニュースや技術書、投資をやっている人なら一流紙のニュースや企業の財務報告書などです。技術書やニュース、財務報告書はネットに無料で転がっているので、自分で好きなモノを拾ってきて読みます。

    スピードと量が重要なので、わからない単語があっても辞書はひかないで、文の前後から類推します。和訳もしてはいけません。英語を英語として理解します。

    目標としては一週間に英語の単行本一冊ぐらい、つまり洋書ハードカバー300-500ページぐらいです。ただ丹念に読むというわけではなく、飛ばし読みです。重要な部分だけ熱心に読み、無駄なところは飛ばします。飛ばし読みすることで、英語を読むスピードと、要点をつかむコツがアップします。
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    TOEICが役に立たない理由

    「TOEICは役に立ちますか?」という質問を最近受けることが多く、Twitterで毎回回答するのも面倒なのでBlogにまとめてみること魅しました。

    ワタクシの結論は

    「TOEICは役に立たない&お勉強は人生の無駄」

    です。

    理由は以下3点です
    1.TOEICの「お勉強」をしても実務で通用する英語力が身につかない
    2.TOEICは外国で全然知られていないので、海外出たときに英語力の証明にならない
    3.国内外資に就職するにしても採用担当権のある方はTOEICスコアを参考にしない


    1.「TOEICの『お勉強』をしても実務で通用する英語力が身につかない」について

    TOEICはそもそも単なる「試験」です。「試験」なので、ある程度コツを掴んで
    テクニックを磨けば高得点が取れます。

    しかし、TOEICの問題は容易なものが多く、そもそも
    実務で通用する英語力があれば、テクニックなぞ学ばなくても解けるような
    「超楽勝」問題しかないんです。

    例えばリスニングの場合

    http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample01.html

    実務じゃこんな綺麗で丁寧、ゆっくり、まったりには喋ってくれませんから、これが解けるからといって、実務で使えるリスニング力があるわけじゃないんです。

    実務じゃそれこそ様々な土地、国出身の人が入り混じって仕事します。英語ネイティブであっても、英語それぞれのクセ、訛りがあります。豪州の田舎や英国の田舎、米南部出身者の英語なぞ、訛りが凄く、英語ネイティブでも「??」となるほど。多国籍プロジェクトでは、ロシア、インド、中国、イラク、ボリビア等々様々な国の人が入り混じって仕事します。当然各国の訛りがあります。

    そしてどの人も、ノンネイティブがチームや会議にいるからを、気を使ってゆっくり喋ってはくれません。仕事ですから皆時間が惜しいですし、毎回気を使うのは面倒です。

    そして興奮してくると、皆さんさらに早口になり、訛にも拍車がつくわけです。

    しかし、そこで「訛っててわかりませんでした」「早くて分かりませんでした」じゃすみません。仕事ですから。

    ですから、TOEICのリスニングで高得点でしたじゃ、ちっともえばれないし、実務で使えるリスニング力がある証明にはならんのです。

    ちなみに、英語で話してる人様のお話を実務で理解する場合。その分野の知識がなければ、意味を正しく理解することができません。TOEICのリスニング高得点でした、とはいっても、自分の担当分野の英語のお話が理解できてるかどうかは別次元の話です。

    次にリーディングの場合

    http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample05.html

    これは英語圏で言うところの「購読」には程遠い単なる「穴埋め」です。これは試験のための「お勉強」をしてパターンを飲み込めば解けてしまいます。しかしこれでは実務で通用する読解力を測るのは難しく、こんなお勉強のテクニックを身に付けても実務では使い物になりません。

    では、実務ではどんな読解力が要求されるのか?

    これは実際日本で仕事してればわかります。例えばエンジニアの場合。原文で新しいツールなりサービスのマニュアル数百ページを読んで製品を理解し仕事しなくちゃなりません。マーケティング担当者の場合。定性調査をやるなら、2次資料を大量に読み込んで(それこそ数百ページ)情報を咀嚼レポート書いたり分析します。国際法務の場合。英文の最新法令を判例を読んで頭に入れなくちゃなりません。営業担当なら自社の製品情報英語でびーっと読んで売り込みに行かねばなりませんね。

    どれも1-2行読めばよい、穴埋めできれば良いと言うレベルではないわけです。日本語で読んでも難しい専門書を、英語で、さらに仕事の締め切りにあわせて読まなければならない。

    仕事の場合、一ヶ月も2ヶ月もまってくれるわけじゃありません。それこそ数百ページを明日までに読んで、概要を纏めて部長に送ってくれ、なんて感じなわけです。

    TOEICのリーディングで幾ら穴埋めできても意味がないんです。

    というわけで、幾らTOEICで高得点取れるスキルがあっても、実務で通用する英語力には程遠いと言うわけです


    2.「TOEICは外国で全然知られていないので、海外出たときに英語力の証明にならない」について

    TOEICという試験が知られているのは、実は日本と韓国ぐらいの物で(韓国も怪しいよ・・・・)
    米国や英国じゃ全く知られていません。

    家人は英国の国立大学の教員で、同僚やスタッフには留学生入試に関わっている人が多数おりますが、どの方も「TOEIC?何それ?」状態。

    英国の日系企業や外国人が多い企業で、日本人や外国人採用に関わってる人でさえ知りません。
    英語の試験としてまあまあ知られているのはTOEFLやIELTSぐらいのもんです。

    ちなみに日本にある外資系の採用権があるマネージャ(外国人)だってTOEIC知らない人多いですよ。
    来日したばかりの駐在員だったら、よほどの日本マニアじゃない限り、100%に近い確立で
    知らんでしょう。


    ちなみにTOEICは受験者の多くが日本人と韓国人です。ちと古いデータですが1997‐98年のTOEICの
    全世界の受験者の92%は、日本人と韓国人でありました。(多分今も殆ど変わっておらぬでしょう)

    参考記事
    http://allabout.co.jp/gm/gc/57892/


    3.「国内外資に就職するにしても採用担当権のある方はTOEICスコアを参考にしない」について

    ハイアリング(採用)権を持ってるのは人事じゃなくて、採用部署の部長とかチームリーダーだったりすることが多いんですが、英語使用度の高い外資(本社にレポーティング多いとか、非日本人比率が高くて仕事英語でまわすとか)だと、TOEICのスコアなぞ見ません。欲しいのは試験で高得点取れる人じゃなくて「お仕事のできる方」だからです。スコア高くても仕事できなかったら意味ありません。

    そんじゃそういう会社はどうやって応募者の英語力を見るか?

    それは簡単です。メールのやり取りしたり、インタビューで専門分野の突っ込んだ質問したり、ライティングサンプル(報告書とか)見せてもらったり、プレゼンやってもらえば良いんです。採用担当者が相当のアフォではない限りは、応募者の語学力などすぐ分かります。


    まあそういうわけで、将来外資で働いてみたいわ、とか、外国で就職したいわ、とか留学したいわと思っている方には、TOEICは無駄です。せっせと英語で専門書読んでボキャブを増やしたり、ネイティブに英文添削してもらったり、多様な人と英語でジャンジャン話す訓練をしましょう。


    内資本勤務で昇進にTOEICが必要なんだとか、就活でTOEIC必要なんだって方は、TOEIC受けないとしょうがないわけですが、TOEICの問題は英語力あれば楽勝で解けますので、試験のための勉強するんじゃなくて、まずみっちり
    と基礎力をつける事お勧めします。
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