新作書籍「添削! 日本人英語 ―世界で通用する英文スタイルへ 」1月28日発売になりました

    紙版


    Kindle版(紙版より若干お安くなっております)



    2015年1月28日発売です。

    これまでこのブログやメルマガ、Twitterなどで頂いた質問に回答する形で、実務で使える英語の書き方の指南書を執筆しました。

    すぐに使えるテンプレートや実例を豊富に盛り込みましたので、初心者から上級と全ての方に満足して頂ける内容に仕上げています。

    今回の書籍がユニークな所は、私や家人が北米、欧州大陸、イギリスの官公庁、国際機関、大学、金融機関、通信企業などで実際に使用した文書や英文をサンプルとして盛り込んでいるので、英文のテンプレート集として活用可能なことです。

    なぜテンプレートを大量に盛り込んだかというと、ワタクシが実際に英語圏で勉強したり働いたりし時に、お手本になる本がどこを探してもなかったため、かなり苦労したからです。「こんな本があれば苦労しなかったのに」という自分の思いを本にしてみました。

    仕事をしない取引先に訴訟するぞと怒りを伝えるメール、課題をこなさない学生に失望を伝えるメール、ゴミを回収しない市役所に文句を言うメール、楽しくなかったパーティーのお礼を言うメール、同僚にお礼を言うメール、新しく採用した人を紹介するメール、求人広告の書き方、貴族が主催するパーティーの招待状の書き方など、英語圏の実生活で本当に必要なテンプレートを盛り込んであります。

    また各テンプレートは、比較的長めの文章なので、文脈や文章の流れ、英語圏の文書のフォーマット上ではどういう風に書くのか、ということも学べる形式にしました。日本で出回っている英文の書き方本は、1−3行の英文の寄せ集めのものが多いので、この「流れ」や「フォーマット」がわかりません。

    2点目は、カジュアルな英文と、比較的お固い仕事場で使う様なフォーマルな英文を、きっちりと区別して紹介しているところです。日本で出回っている英語の書き方の本は、北米のかなりカジュアルな環境で学んだ人や、実務経験が全くない人が書いていることがあり、カジュアルな文章と、フォーマルな文章がぐちゃぐちゃになっていることがよくあります。ビジネスの現場で失敗しないフォーマルな英語を沢山盛り込みましたので、海外とビジネスをやっている方、これから留学される方などにご活用して頂ければと思います。

    3点目は、実際に日本人の生徒さんに書いて頂いた英文や、日本の組織が発表した英文を家人が添削し、日本人が間違えやすい英語を図解入りで詳しく説明している点です。日本人が書いた英語をネイティブが直すとどのようになるのか、どうしたら間違いを避けられるのかというポイントがわかります。

    コラムも盛り込み読み物としても楽しめる内容になっています。また、書籍をお買い上げの方に限り、ダウンロードサービスが付いてきます。

    これから海外留学する方、企業の国際部門に勤務する方、外資系に転職したい方、海外相手に事業をやりたい方、英作文の初歩を学びたい方、ぜひお手に取ってみて下さい。

    <目次>
    自己紹介
    はじめに
    本書の構成と使い方

    PART 1@May_Roma がジャパングリッシュを斬る!
    ─ 間違いだらけの英文を、平気で取引先に送ってしまう人たち

    ■日本人の英語、なぜ伝わらない !?
    1. 英語圏の文章フォーマットを知らない
    2. 問題はささいなスペルや文法の間違いではなく「書きっぷり」
    3. 文法は合っていても、言い回しが不自然
    4. ジャパングリッシュ(和製英語)の多用
    5. 無理やり複雑な英文にしてしまう
    6. 直訳すれば意味が通じると思い込んでいる
    7. 文化背景の違いを理解していない
    8. 感情表現が多く、客観的事実が不足

    PART 2 ロブソン教授の「 脱ジャパングリッシュ!」 添削塾
    ─ 「英語らしい文章」を書くための10のポイント
    1. できるだけシンプルに書こう ─ KISS の法則
    2. 事実と感情を分けよう
    3. 目的語を忘れずに
    4. 英語として自然な表現を押さえよう
    5. あいまいな表現を避けよう
    6. 不必要な繰り返しを避けよう
    7. 文章の長さをそろえよう
    8. 冠詞を正しく使いこなそう
    9. 能動的に書こう
    10. 業界用語(buzz word)に注意

    Column 1 土地による英語の違い

    3 英 語 的 思 考 で書くための「実践講座」
    ─ 英語的なロジックの組み立て方
    まず、日本語の作文から見直そう
    不特定多数に向けて書かれている文書を研究しよう
    経済記事はヒントの宝庫
    技術文書も、最高のお手本のひとつ
    学術論文を参考にしよう
    新聞のコラム、エッセー、小説、内容の薄いブログを参考にしてはいけない
    英語的なロジックの組み立て方

    PART4 @May_Roma の英作文スピードアップ戦略
    ─ 確実に力をつける
    ■ @May_Roma の英作文「特訓講座」
    1.「コミュニケーション戦略」を立てよう
    2. 毎日書く習慣をつけよう
    3. 文書作成を「効率化」する
    4. 文章を「設計」する
    5. 最初から英語で書く
    6. 話すように書く
    7. ネイティブに添削してもらう
    8.「語彙」と「表現」を増やす

    ■英文作成のためのチェックリスト

    Column 2 英語の「ノリ」に注意

    PART 5 状況別 模範サンプル文
    ─ 一目置かれる「大人の英語」を書くために

    【依頼】
    取引先に契約書の送付を依頼する/部下に残業を頼む/同僚に作 業を依頼する/友人に息子の送迎をお願いする
    頼みにくいことをお願いする/新しい秘書に作業を依頼する

    【アポイントメントを取る】修理を予約する

    【申し込む】 ミーティングを申し込む/面談を申し込む

    【謝罪する】 欠席したことを謝罪する/企業として謝罪する

    【紹介】 新しい職場で自己紹介する/ 新人を紹介する / 自社を取引先に紹介する

    【問い合わせ】 店に問い合わせる/公的機関に問い合わせる/仕事で問い合わせる

    【提案する】 新製品を提案する

    【褒める】 部下を褒める

    【失望を伝える】 相手に失望を伝える

    【意見を表明する】 賛成を表明する/反対を表明する

    【確認する】 会議の議題を確認する/仕事の内容を確認する

    【誘う】 大学主催のセミナーに招待する / 友人を映画に誘う /友人をイベントに誘う

    Column 3 日本人の英語のしゃべり方はDJみたい?

    【招待状】 お茶会の招待状[ややフォーマル] / 誕生パーティーの招待状[ややフォー
    マル] / ディナーパーティーの招待状[フォーマル]

    【招待状への返事】 出席する場合 /欠席する場合

    【お礼】 委員会の議長を務めた人へのお礼/楽しかったパーティーに対するお礼 /あまり楽しくなかったパーティーのお礼 /パーティーの主催者を怒らせる お礼状

    【お祝い】 同僚に昇進のお祝いを述べる

    【お悔やみ】同僚にお悔やみを述べる

    【問題を指摘する】 サービス品質の問題点を指摘する

    【苦情】 委託先に苦情を申し立てる/市役所に苦情を申し立てる

    PART 6 英文の基本ルールとフォーマット
    ─ 「常識・マナーを知らないと」言われないために

    英文フォーマット、イギリス式と北米式
    E メールの基本フォーマット
    英文レターの基本フォーマット
    呼びかけ(salutation)と結語(closing)
    一般人の敬称(honorific)
    メモ(memorandum)のフォーマット
    履歴書とカバーレター(cover letter)
    履歴書のフォーマット
    カバーレター(cover letter)のフォーマット
    日本人が間違えやすい「英文の基本ルール」
    大文字(capital)の使い方
    コロンとセミコロン
    他人の文章を引用するときの注意点
    引用(quotation)、言い換え(paraphrase)、要約(summary) 
    参考文献の表示方法
    書籍・論文から引用する場合

    Column 4 ローコンテクスト文化とハイコンテクスト文化 

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    週刊めいろま Vol.60 年末合併号 Q&A特集

    ■ 目次
    Q&A特集
    「スコットランドが独立したい理由は?」
    「外交官は転職できるか?」
    「米はなぜ教育や医療を敵視するのか?」
    「マトモな学者の定義とは?」

    今回は年末合併号のQ&A特集です。次回は年明けの1月16日発行となります。

    ================
    @neko290000 さんからの質問
    独立してたらじゃなくて、何故スコットランドが独立しようとしたのかが知りたいです。イギリスは強国なイメージがありますが一枚岩ではないのですか?

    回答:

    日本語でイギリスと呼ばれる国の正式名称は、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。正式名称から分かる様に、イギリスというのは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つのカントリー(国)からなる「連合王国」です。

    便宜上カントリーは「国」と訳されていますが、国際法上の国の定義や、ネーションステートの定義と異なるのに注意が必要です。

    各カントリーは主権国家ではないため、国民および領土を統治する国家の権力や、国の政治のあり方の「すべて」を決める力はありませんが、独自の行政機関や統治機構(議会)を持っており、税制の一部などは独立しています。オリンピックなどのスポーツ大会には各カントリーで出場するので「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」としては出場しません。金融システムは完全には独立していませんので、イギリス中央政府の管轄下にあります。


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    週刊めいろま Vol.59 イギリスには上限金利がない理由

    ■ 目次
    1. イギリスには上限金利がない理由
    2. 英語: Jews
    3. Q&A
    「イギリスのメディアは高待遇か?」

    1. イギリスには上限金利がない理由

    前回のメルマガでは、年利3000−4000%という法外な金利を請求するペイデイローンをご紹介しました。来年からペイデイローンは規制されることになりましたが、それでも年利292%ですので、日本の上限金利と比べるとあっと驚く高さです。

    さて、しかしなぜイギリスでは金貸しがこんな利息を要求することが可能なのでしょうか?その理由は、イギリスには上限金利がないことが理由です。

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    【集英社新書お勧めKindle本まとめ】「超マクロ展望 世界経済の真実 」17%オフ 「はじめての憲法教室」23%オフ など経済と社会科学中心にまとめました

    集英社新書が15周年記念フェアをやっているので、お勧め本をいくつかまとめました。





    この本は紙で持っているのですが、「文章でどうやって稼ぐか」ということが赤裸裸に、しかし淡々と書かれており驚かされます。作家の文章作法の様な本とは全く違います。これはビジネス戦略本であり、物書きではないサラリーマンの方もビジネスを学ぶと言う視点で読むべき一冊です。



    国際政治学者の藤原先生による一冊ですが、国際政治学や国際関係論を専攻していなかった方でも、国家と国民、戦争はなぜ起こるのか、現代の国際問題などが理解できるお勧めの一冊です。あくまで新書なので省略されている部分もありますが、興味がある方は本書で紹介されている書籍を読むと理解が深まるでしょう。



    キリスト教、イスラム教、ユダヤ教には共通点もあるのになぜ衝突が耐えないのか?という質問に答えた一冊。内田先生、中田先生の対談で進んで行くので素人にも読みやすい内容です。宗教学入門としてだけではなく、中東入門としても楽しめる一冊です。



    天野祐吉さんの遺書ともいえる一冊です。コラムやブログを楽しみにしていたので、亡くなったのが本当に残念です。広告から見た成熟社会に対する提言としてまとまっていますが、広告史としても面白いです。



    これはタイトルを読んで即購入。銛一本で鯨を仕留める伝統捕鯨をやっているインドネシアの村に潜入した骨太なルポです。日本語の一部はマレー語やインドネシア語の影響を受けているそうであり、日本人は、東南アジアの南方の人々の血を受け継いでおりますが、本書を読みますと、東南アジアと日本は、同じ「海洋文化圏」に所属するのだと実感します。19年の長きに渡って取材しているだけあり、時代の移り変わりに飲み込まれている様も面白いです。またこんな村にさえやってくる反捕鯨の人々の執念にも驚かされます。



    オリンピックと金の動きを詳しく解説した良書です。オリンピックに限らず、ワタクシは巨大スポーツイベントというのを見るたびに、何かモヤモヤした物を感じるので、ああいうイベントが好きではないのでありますが、本書を読みますと、そのモヤモヤの理由がわかるのです。



    古典を解説した本というのは沢山ありますが、この本がユニークなのは、著者が自分の生活の中でそれをどのように実践した体験から、古典を実生活にどのように生かすか、というのを学べる点です。ワタクシは普段から知識やノウハウの宝庫である古典を読むべきだと言っておりますが、本書による古典の読み方というのが役に立つ方多いのではないでしょうか。本というのは考え方や人生という物を考えるための物であり、即儲ける方法とか、有名になるためのノウハウとか、そういう薄っぺらなことを学ぶための物ではないわけです。



    選挙の時期なので読んで頂きたい一冊です。日本国憲法の基礎の基礎が、対話形式で書かれている入門書です。法学部出身ではない方でもするする読めます。新聞やテレビの憲法に関する議論を理解したい方は読んでおくべき一冊です。



    【Kindle年末お勧め本】「ネットと愛国」「夕凪の街 桜の国」「経済学は人びとを幸福にできるか」「ハンナアレント」等ビジネスや社会科学中心にお勧めをまとめました

    Kindleの年末年始のお勧め本を以下まとめました。割引率の高いものもあるのでお早めに。



    文字の本はKindleで読むのが楽なので気に入っています。実機を色々試しましたが、個人的にはPaperwhiteが手頃で機能が一番優れているなと思いました。漫画はタブレットの方で読んでいます。AndroidとアマゾンFireも試しましたが、動作がスムーズなので一番のお勧めはiPadです。Kindleがない方でも無料アプリで読むことが可能です。

    <社会科学>



    著者はルポライターの方なので現場をそのまま切り取った衝撃的な事実が並びます。学者や意識高い系ライターの本の様な奇麗事は並びません。「普通」の人の常識が通用しない人、障害者を食い物にする風俗産業とそこで遊ぶ客、福祉制度を理解できない受給者など、福祉関係者や市役所の人であれば毎日の出来事ですが、業界外の人間には驚くべき事実です。なぜ福祉が必要なのかということを考えたい方に。



    石井さんのルポは雑誌「旅行人」時代から読んでいますが、丁寧で真摯な取材で、普通のサラリーマンがなかなか覗くことができない世界に招待してくれます。在日外国人の意外な生態が分かる本書。切なくもありトリビア満載で楽しめる一冊です。外国人も我々とそれほど変わらない人々であります。



    こちらは冬休みの宿題としてどうぞ。業界関係者なら良く知っている事柄ですが、ユーザーの場合は案外知らないネットの裏側が丁寧に解説されています。



    例の団体の人々の「実態」がわかる素晴らしいルポです。取材対象を単に批判するのではなく、その中に入り込み、在特会が産まれる理由、会員達の不安、日本社会のゆがみといったものまで踏み込んでいます。



    イタリアは都市国家であり、国としての形をなしていないということが良くいわれますが、イタリアの中でもシチリアというのは特に独立性の強い地域です。シチリアが翻弄されて来た歴史がマフィアを産んだのだということがよくわかります。



    資本主義というのは人間が作り出したものであり、社会を構成する「我々」の総体的意思の結果が資本主義なのだ、ということを実感する一冊です。



    日本の問題点が分かりやすく明記されています。提言まで踏み込んでいるのが良いです。



    中東入門には最適な一冊です。素人でも分かりやすく書かれています。



    古代ギリシャから現代までの政治哲学を網羅した良書です。大学で政治哲学を受講しなかった方にお勧め。



    政治を考える上で宗教の問題は避けられません。教科書の上では暗記するだけで終わってしまった歴史的事件の宗教的背景を知ると、あっと驚くことだらけです。



    日本が直面する最大の問題は人口問題です。高齢者が増えると一体何が起こるのか、政策として何が必要なのかを、理論と実践の双方から分析した良書です。



    そもそも「ナショナリズム」とは何か?国とは土地のことか、共有する文化か、国境か、言語のことか?日本にいると気がつきにくいナショナリズムの複雑さに気がつかせてくれる一冊です。



    ネットが発達していなかった頃に、メディアがどのように虚像を作り上げて行ったのか、ということがわかる一冊です。ソーシャルメディアの普及がメディアに取ってどれだけ破壊的だったかということを実感します。



    お隣の国韓国の教育事情や普通の人の生活ぶりを知らない方は案外多いのではないでしょうか?ワタクシはアメリカに留学時代の韓国人の友達や、日本に留学していた韓国人同級生を通して、韓国の苛烈な受験戦争や働き方の厳しさを知りました。国の規模が大きくないので海外市場を相手にせざる得ないこと、北朝鮮という脅威にさらされている韓国の人々は、日本人の数倍の危機感を持って暮らしています。



    残念ながら日本ではテレビや新聞の有識者でさえ「欧米」とアメリカとカナダ、欧州諸国を一緒にしてしまいますが、健康保険政策一つとってもアメリカとカナダでは大違いですし、欧州各国の違いはそれ以上です。日本で流される海外事情というのはアメリカ中心ですが、欧州というのはこんなに違うのだ、ということが分かる一冊です。



    大変マトモな内容の本です。最近路上で騒いでいる自称愛国者の方々は、「伝統的右翼」から見ると全然愛国ではないということがわかります。天皇制などに関するトリビアも楽しめます。



    アメリカと一緒にされてしまって単独では語られることが少ないカナダですが、実はアメリカとは随分違う国です。資源が豊富な上、金融市場も健全です。イングランド中央銀行の総裁は実績を買われたカナダ人であります。イギリス人の移民満足度第一位はカナダです。



    オタクというものをポストモダンの文脈で考えた面白い本です。東先生の本ではこれが一番好きです。



    日本社会を理解したい方は必須の一冊です。アメリカの大学院の文化人類学や政治学の授業でも使われていました。



    全体主義とは何かを体系的に理解したい方に。今だからこそ読みたい一冊です。



    アメリカの対中戦略と安全保障戦略の外観が分かります。

    <サブカル/人文/漫画>



    ここ10年ほどの間に読んだ漫画の中で一番衝撃を受けた作品です。絵は穏やかで柔らかいのですが、戦争の悲惨さをこんなに激しく訴えてくる作品はありません。戦争というのは「普通の人」が巻き込まれて行き、「普通の生活の延長」である、ということに気がつきます。日本でもどこか遠い所の話ではなかったわけです。「日の鳥」は風景画が素晴らしく、やはり柔らかい絵柄ですが、あの震災の悲惨さが伝わってくる素晴らしい作品です。



    大変正直で楽しいくみうら先生らしいエッセーです。通勤のお供にどうぞといいたい所でありますが、電車の中で読むと爆笑するので気をつけましょう。



    米原万里さんの本はどれを読んでも面白いですが、上記は通訳業界のあっと驚く裏側や、言語に関する様々なトリビア満載で楽しめます。ロシアの面白さが書いてあるのも素敵です。(あなたも今日から魅惑のロシア世界へ。。。)



    年を取ってから読むとまた違う味わいのある一冊です。サン=テグジュペリが飛行機乗りとして経験した孤独、北アフリカや南米の風景が脳裏浮かびます。戦争に突入して行った当時の時代背景というのを理解すると、本書に出てくる死や美に対するメッセージを深く理解できるのです。年末セールの対象ではないですが、「夜間飛行」「戦闘か平和か」「人間の土地」も合わせて読むことをお勧めします。



    毎日息苦しいな、人間関係が面倒くさいな、なんでこんなしきたりに従わなくちゃいけないのかと考えている方は読むべき一冊です。あなたを苦しめていたのは「空気」です。日本には残念ながらそういう「空気」があるわけです。


    <ビジネス>



    橘さんの本は語り口が柔らかく読みやすいのが良いですね。投資をやっていない人も読むべき一冊です。ニュースで耳にする金融市場の話や、そもそも株式投資とは何なのかが、素人でも良くわかる様に書かれています。



    サブプライムローンの裏側が描かれています。巨悪が操っていたというよりも、誰もがちょっと儲けたい、おこぼれをもらいたいと思っていたのが連鎖して大爆発してしまった、というのが真相の様です。金融業界が巨大化している現在を理解するのに書かせない一冊です。



    投資をやっていない人にも読み物として面白い本です。トレードのテクニック云々が書いてあるわけではなく、実務家へのインタビューで構成されており、市場という物に対する「考え方」や「原理」を知ることが可能です。市場というのはすなわち人間が作っている物ですので、人間とは何かを考えるのにも参考になるかもしれません。金融の内側の実録物としても面白いです。



    これも投資の本でありますが、投資をやっていない人でも楽しめるでしょう。表現が少々難解ですが、経済心理学とは何か、お金を動かすのは人間の心である、人間はロジカルではない、というのが良くわかります。そういうのを理解すると、薄っぺらな自己啓発本が語ることや、ロジカルシンキングの欺瞞がわかるわけです。



    以前もご紹介したアンダーソンの名著です。コンテンツが無料になって行く世界の中で、どのように富を産み出すか。その回答が書いてあります。商品サンプルを配ることで富を産み出した企業の歴史や、20世紀初頭のアメリカのビジネスの工夫なども知ることが可能です。産業史として面白い。メーカーズの方は16%引きですが、こちらも合わせて読むことをお勧めします。



    東京大学名誉教授の宇沢弘文先生の著作を読まれたことがない方に最適の入門書です。他の本との重複もあり、すでに先生の本を読まれている方には物足りないかもしれませんが、平坦な言葉で書かれているため入門者に最適です。新自由主義的な考え方に触れて来た方には驚くべき内容かも知れません。経済学の本というよりも哲学書であり思想書です。学問とは一部の人間ではなく大多数の人間、すなわち庶民を幸せにする物でなければならない、という強い思想が下地になっています。新自由主義的な合理性や銭が支配する世界をスバスバ切って行くのが面白いです。



    資本主義の権化の様なイギリスにおりますと、本書の内容が心に響きます。低成長の世界の次ぎにくるのは何なのでしょうか。



    30年前に出版された本なのですが、経営戦略の基本というのは大きくは変わっていないので、古さを感じさせない本です。マッキンゼーの本ではありますが、金、金という話をしているわけではありません。物事はこの様に整理して考えれば良い、というヒントを得られます。事業戦略などに関わっていない方も読んでみると良いでしょう。



    山崎先生の他の本よりは若干難しめですが、資産運用の基本の基本がまとまっています。これまで金融機関の「使い方」や、自分の資産のポートフォリオの組み方に関して考えたことがない方はご一読を。特に年金や引退のことを全然考えていない様な若い方は今すぐにでも読むことをお勧めします。

    <技術>



    人工知能が発達すると人類は滅びると恐ろしいことをホーキング博士がおっしゃりましたが、そもそも、その人工知能とはなんぞや、を素人にも分かる様に解説してくれているのが本書です。言葉は知っていても、なんだか分からないという方多いのではないでしょうか。実はこんなになっていたのか、という驚きを得られます。



    お子さんがいる方はお正月休みにRaspberry Piで遊んでみてはいかがでしょう?タブレットやスマホ全盛でありますが、電算機の内側を知っておくのは重要です。Raspberry Piはイギリス生まれでありますが、格安なので様々な学校の電算機の授業で使われています。ユーザーグループの活動も活発です。安価でありますが大人も楽しめます。



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