スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    書籍「添削!日本人英語」無料サンプル記事:良い英語の文章とは、複雑なことをなるべくシンプルに伝えるもの

    以下は2015年1月28日発売の「添削!日本人英語」からの一部抜粋です。


    複雑な方がいい、という誤解

    日本人の多くが高校や大学受験のために英文法や英作文を学びます。

    残念ながら日本の英語試験の多くは、英語を使った表現力や論理的思考、実務で英語を使えるかどうかという能力を測るものではなく、穴埋め問題に選択 肢から答える、複雑な文法を解読する、英文和訳する、という「クイズ的な問題」や「知識量を問う問題」が主流です。

    こうした問題の多くは、レベルの高い試験になるほど、複雑な文法の法則や 難しい熟語をどれだけ知っているかをテストしたり、難解な英文を和訳させた りする、といったものになりがちです。

    つまり日本の受験英語の世界では、複雑であればあるほど「高度」な英文 だとされるわけです。

    このような経験を通して「英語は複雑な方が良い」という思考が身について しまうと、いざ自分が英文を書く際にも、受験英語でたしなんだ難しい英文法 の知識や熟語を使ってしまいがちです。複雑であるほど自分の「知性」を証明できるのだと信じてしまうからです。

    ところが、英語圏のプルーフリーダー(校正者)や、テクニカルオーサー(技術 的文章を書く専門家)、学者、ジャーナリストなど、文章を扱うことを専門にして いるプロが教えることはその全く逆です。

    彼らから繰り返し注意されるのは「KISS の法則」の順守です。

    KISSとは “Keep It Simple, Stupid”(単純にしておけ、このマヌケ)という意 味で、1960 年代にアメリカの技術者によって提唱されたハードウェアやソフト ウェア設計の概念です。

    設計をできるだけ単純にしておくことで、問題が発生した場合に原因を突き 止めることが容易になる上、設計した人以外にも開発や修理が可能になるので 効率が良いというわけです。

    科学の世界では、この法則はOccam’s Razor(オッカムの剃刀)と呼ばれます。

    14 世紀のイギリスの哲学者、オッカムが提唱した概念で、ある物事を説明す るにはできるだけシンプルな仮定が使われるべきだ、というものです。

    実は、英文作成においてもこれらの法則とまったく同じことが当てはまりま す。

    良い文章とは、複雑なことをなるべくシンプルに伝えるものです。

    複雑な文章を書く人は、実は自分が何を書いているのかをよく理解しておらず、頭の中が十分に整理されていない上に、文章が複雑すぎて相手に理解でき ないのです。この様な文章は読み手にとっても不親切な文章といえます。
    スポンサーサイト

    コメントの投稿

    非公開コメント

    メルマガ
    初月無料。ブログや連載で書けないお話&英語のお勉強 ライブドア まぐまぐ!
    わたしの本
    お問い合わせ
    執筆および取材、塾に関するお問い合わせはこちらまで

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    Twitter
    最新記事
    カテゴリ
    全記事

    全ての記事を表示する

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。