週刊めいろま Vol.003 滝クリはポカホンタス

    第三号本日配信です。初月一ヶ月無料です。

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    ■目次
    1.海の向こうから 「滝クリはポカホンタス」
    2.英語でポン! 「counter-cultural」
    3.世界の食 「イギリスのソーセージを正しく焼く方法」
    4.イギリスの母 「クロアチア人の見た目」「何でもやって許される年齢」
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    1.海の向こうから

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    「滝クリはポカホンタス」

    東京オリンピックの開催が決まりました。ワタクシは、かつては地中海の流刑地であり、欧州の僻地、チュニジアとシシリアのちょうど中間ぐらいにあるマルタ共和国のアパートにて、原稿を書きながら開催決定のリアルタイム中継をみておりました。

    マルタ島はイタリアが近いので、イタリアの公共放送局であるRAIは全チャンネルはいりますし、アパートにはケーブルテレビが入ってるので、BBC、CNN、CCTV、Russia Today、France 2、France 3、Sky News、Euronews、Bloomberg、CNBC、Al Jazeera などをみておりました。最近はこういう僻地の島でも20ユーロぐらいだせば様々なチャンネルをパックで見ることができます。

    しかし、「あと何分で決定です!」と熱心に報道していたのは、CNNのみでした。祭りが好きなアメリカらしいですね。 そもそもオリンピックというのは、欧州ではそもそもマイナーなイベントで、サッカーワールドカップの方が話題になるので、熱心ではない人が多いわけです。

    日本では「決定に有効だったのはあのプレゼンだ!」「国際社会に日本の存在感を見せつけた」と騒いでいる方が少なくない様ですが、オリンピックが大好きで、あの熱心なCNNでさえ、報道していたのは決定の瞬間だけで、プレゼンは全部流していたわけではありません。他の局は半分「夏の終わりのマイナーニュース。っけ、ダルいなあ」という感じで決定のニュースだけ報道していました。イギリス国内でもそんな感じです。

    さて、私は後ほどプレゼンを拝見したのですが、プロのスピーチライターによる練りに練った内容、プレゼンターのよどみない英語とフランス語、そして、自信に満ちた態度は素晴らしいと思いました。

    しかし、滝川クリステルさんのプレゼンを見て「うわ、これはちょっと…」という気持ちになってしまいました。クリステルさん自身のプレゼン力は素晴らしく、フランス語も英語も素晴らしいため文句のつけようがありません。日本でずっと育ったダブルの人が、父親もしくは母親の国の言葉をネイティブレベルで維持するのには大変な努力が必要です。自動的にバイリンガルやトリリンガルに慣れるわけではありませんから、滝川さん自身が幼少の頃から相当努力してきた、ということがわかります。しかし、ワタクシが「うわ、これはちょっと…」と思ってしまったのは、プレゼンの冒頭に「お•も•て•な•し」というフレーズが入り、滝川さんが合掌した所です。

    日本では今はご飯をいただく時にも合掌する人は多くはありませんし、そもそも、かなり保守的で礼儀にうるさかったワタクシの祖父母(祖父は軍人)でさえ合掌なんかしていませんでした。今の日本で合掌するのは、仏壇の前とかお墓参りの時ぐらいではないでしょうか。日常の挨拶ではまずやりませんね。合掌して挨拶するのはタイの人々です。

    しかし、滝川さん、日本を代表するプレゼンなのに、なぜか「外国であるタイの挨拶を披露している」。なんだかモヤモヤとした、イヤーなものを感じました。

    イヤーな感じがした理由、その1は「今の外国における日本の認識とのズレ」です。

    今や日本の情報というのはネットやテレビで世界中に知られており、特に若い世代はアニメや漫画を通して日本のことを良く知っていたりします。現地のPOPカルチャーに比べたらマイナーかもしれませんが、アニメを通して日本の学校生活や、日常の挨拶の仕方も知っています。お弁当の中身だって知っています。日本では挨拶する時に合掌しないということも知っています。こういう海外の若い人にとっての日本は、ワンピースであり、初音ミクであり、ハルヒであり、まどかであり、魔法少女なのです。そう、魔法を使って僕を助けてくれる少女や、忍術で問題を解決してくれるヒーローや、一生懸命働く幼女であるのです。ワタクシは、こうして日本人作家が作った漫画やアニメを通して、日本の文化というものが世界広まるのは喜ばしいことだと考えています。漫画やアニメには、友情、協力、一生懸命働く幼女、悩みなど、様々な素晴らしい要素がつまっており、日本人の感性や考え方がつまっているからです。

    合掌する日本人が出てくるのは...

    続はこちらから

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