【書評】ランドセル俳人の五・七・五 いじめられ行きたし行けぬ春の雨--11歳、不登校の少年。生きる希望は俳句を詠むこと。




    ブックマン社様より献本頂きました。ありがとうございます。

    本書は、 小林凜君という小学生の句集です。凛君は未熟児として産まれたために、同級生よりもうんと体が小さく、運動機能にも問題があったため、ゆっくり歩いたり、バランスを取るのが難しい、という問題を抱えていました。それが凄絶なイジメに繋がり、凛君は俳句を作ることでイジメに耐えます。しかし、凛君の才能は、イジメがなかったとしても開花していたでしょう。

    同書を読み始めた方は、小学生の書いた句だとは信じられないかもしれません。野山や季節の移り変わり、虫、小鳥、家族などを題材とし、春の雨、夏の暑さ、祖母のちょっとした言葉、イジメられて一人になる寂しさ、祖父の死などの一瞬一瞬が、成熟した語感で鮮やかにとらえています。 正岡子規が好きな方にお勧めです。

    心地よいもの、素敵なもの、奇麗なもの、大事な瞬間、 小さなもの、弱いもの、儚いものへ向ける素直な心があるから紡ぎだされる句です。

    「自分って何が好きだったっけか?」と悩んでいる大人にこそ読んで頂きたいです。

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