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    【書評】ヘンな日本美術史 ー 日本画の恨ミシュラン

    山口晃画伯のユルサ全開の日本美術史というか、解説書です。しかしながら美術史とか解説というお固い本ではなく、画家である山口画伯が「この絵ってバカじゃね?」「これ変だよね」と「ぜってー飲んで書いてるよね?」と超有名日本画を切りまくっている「日本画の恨ミシュラン」みたいな本です。

    ワタクシも美術館などには時々行きますが、漫画を読むのが忙しいため、美術史というのはちゃんと勉強した事がありません。日本画の事も知りませんが、画伯のぶったぎりは、そのように日本画を知らない人間でも「ああ、なるほど、こういう見方があるのか!」と、なんと言うか、新しい納豆の食べ方を発見したみたいな驚きがあります。

    例えば、四章にでてくる 「六道絵」は、書いた人は泥絵の具かなにかで一応一生懸命描いてるんだけど、重要な部分は人の絵を写してサンプリング。適当なところは自分で書いているのでメタクソ。素人のメタクソな暴走が迫力といい味をだしている、というか解説がでてきます。日本画の世界もラッパーの世界とかJ-POPの様なものなわけです。

    絵って小難しいことをグチグチ垂れながらみるものではなくって、「ここカッケー!!」「ちょっとこれみてるとトリップ」「こいつ多分手抜き」「このキャラ盗作」とかボソボソ言いながらみるのが正いんでしょう。だって昔の絵とか西洋の美術館の絵も、当時はスポンサー(客)がいて「俺を一発かっこ良く描いてくれよ。馬にのってきめるからよ」と「ちょっとこの辺エロく頼む」と言われて描いてたわけで。お高いテレビCMとか同人誌みたいなものですからね。

    画伯は元々油絵をやっていた方なので、随所にでてくる日本画と西洋画、中国画の対比が、プチ文化人類学になっています。プチなのですが、絵描きの鋭さが光っています。その辺の難しい社会学とか文化人類学の本よりも5000倍有益です。

    ちなみにワタクシは画伯の殴り書きの漫画とエッセーとかも好きですが(画集も持っておりますが)、その内長編漫画をだしてくれまいかと思っております。





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